今日の世界の婚約事情

婚約の歴史は婚約指輪の歴史でもあり、各国の風習に応じて様々な形で発展してきましたが、起原は古代ローマの神話に由来していた事もあって、キリスト教文化圏ではなかなか承認されない時代が続きました。しかしながら婚約は最重要視されていましたから、いち早く法制化された結果婚約により夫婦同然のしばりを受ける事になります。

特に正教会では婚約式で指輪交換を含む儀式が厳かに行われます。一方欧米諸国では極めてカジュアルな婚約式が多く見られます。しばしば指輪交換も行われます。ただしこうした婚約式はキリスト教国特有の儀式とも言える特徴があります。アフリカやアジア諸国など、仏教や土着信仰が根強い国々が多い地域では、婚約式とよべるような儀式は都会をのぞけば少なげです。特に日本では法的しばりさえありません。一時キリスト教式結婚式に憧れを持つ一部の若い世代の人たちの間で、婚約式がもてはやされた事もありましたが、近年は結納や指輪交換および結婚式などを中止し、戸籍登録だけですましてしまうという人たちも増えています。

かと思えば記念写真撮影だけ行うという人や、カフェでカジュアルな結婚式を行うという人、親のためにだけ形だけの結婚式を行うという人など、習慣にとらわれずに、自分たちの思いに重点をおいた婚約・結婚の在り方が混雑しています。